『私立VRC学園』9期生として過ごした私の感想&学園紹介
目次
- はじめに
- 私立VRC学園ってなんなんだ?
- 学園生って何するの?
- 私が学園生になりたいと思った理由
- 実際入学してみてどうだった?
- 入学したくなったんだけど、どうすればいい?
- これから入学しようとしている人に伝えたいこと
- 他メディアの記事紹介
- おわりに
はじめに
ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』上にある学園型コミュニティ、それが『私立VRC学園』。
私(鈴木ひじき)はイチVRChatプレイヤーとして昨年10月~11月で私立VRC学園の9期生の2組(9-2)として入学し、そして卒業しました。
そしてもうすぐ10期の募集が始まる(あっという間ですね!)ということで、VRC学園入学を悩んでいる人や存在を知らない人に「こういう場所なんだ」「実際の卒業生はこんなふうに感じたんだ」と参考になればと思い、私立VRC学園の紹介、および実際に通ってみた感想を書くことにしました。
もちろん学園型コミュニティ、生活スタイルは様々であり、一人ひとりの学生によって感じることは大きく違うと思います。なのでこれから書くのはあくまで私の体験であり、私が感じたことになりますが、興味のある方の参考になれば、もしくは興味を持ってもらえる機会になれば嬉しく思います。
私立VRC学園ってなんなんだ?
VRChatでできることを知りたい方や一緒に遊ぶ友達を増やしたい方向けに、VRChatにまつわる文化を伝えるとともに、普段会わないような人々と知り合える場所を提供するイベントです。
(私立VRC学園 - 私立VRC学園とはから引用)
先程もちょっと書きましたが、私立VRC学園はVRChat上にある学園型コミュニティです。
VRChatを始めたばかりの方へ。
いざ始めたはいいものの何をしていいかわからない、そもそも何ができるか分からないという方はいませんか?
もしくは、お友達の作り方がよくわからない、そんな悩みはありませんか?
そして、すでにVRChatに慣れている方も。
VRChatには慣れてるけど、自分の可能性を探りたい、新しいことをやってみたい。
一緒に遊んだり、なにかに挑戦するときに支えてくれたり一緒に協力してくれるような仲間が欲しい。そう感じたことはありませんか?
私立VRC学園は、2週間の間学園生として過ごすことで様々な授業や授業後の放課後の時間を通し『VRChatに対する知識』『一緒に過ごせる仲間を探す』ことができる、そんな機会を提供してくれる場所です。
(あくまでこれは学園を模した”長期イベント”なので、卒業しても特別な資格が得られるわけではないことに留意は必要です。卒業したらVRC内で特典があるとか、偉くなるとか、そういうことは全くもって無いです)
学園生って何するの?
基本的には学生なので、授業を受けます。
そして、こちらは学園側で決められているものではないですが、
授業後にクラスメイトと過ごす放課後も授業と同じくらい重要な時間となります。
ではまず授業の話をしましょう。
授業
授業とは言っても、数学や国語の授業をするわけではありません。
ここはVRChatの世界なので、VRChatで使える知識や文化を学びます。
コミュニケーションの取り方だったり、写真の撮り方だったり、改変だったり……。
私が受けていた授業の一部を出すとこんな感じです。
今日の授業はWintersKさんの『外国人記者が教える!VRChatで写真を撮ってみよう!』でした。
— 鈴木ひじき (@knsk_seaweed) 2022年10月26日
激動の香港情勢を追いかける”本職の”ジャーナリストに写真の話を教えてもらえるとかいう、写真好きの自分にとってはとんでもなく贅沢な授業でした。
(続く)#私立VRC学園#VRC学園9ー2 pic.twitter.com/tsQWDtsUuQ
昨日(授業4日目)は『メタバースメディア論~メタバース住人とメディアの付き合い方~』!
— 鈴木ひじき (@knsk_seaweed) 2022年10月28日
メタバース関連のメディアを日頃から楽しくチェックしてる自分としてはメタバース関連の最先端を発信してるライターさんたちから授業を受けられるのは楽しかったです!#私立VRC学園#VRC学園9ー2 pic.twitter.com/06pFfLMNds
色々忙しかったので数日分遅れて投下
— 鈴木ひじき (@knsk_seaweed) 2022年11月4日
授業6日目は 「VRCではじめるVRダンス」!
基本的なアップ、ダウン、ボックスステップを学びながら体を動かしました。
VRでダンス、今までやってこなかったけどこれは楽しいかも……!#私立VRC学園#VRC学園9ー2 pic.twitter.com/TP52veuOXN
授業10日目は『雑談のすゝめ』。
— 鈴木ひじき (@knsk_seaweed) 2022年11月4日
VR内での雑談、どうやればうまくやれるのか?というコミュニケーションの考え方を具体的な事例とともに学習。
雑談であまり具体的なコミュニケーションの取り方を意識したことがあまりないのでとても勉強になりました!#私立VRC学園 #VRC学園9ー2 pic.twitter.com/YDPkpDFLF3
どの授業も興味惹かれるものが多く飽きませんでした。むしろ全部取りたかったくらいです。
特に必修と選択授業に分かれており後者は希望の授業を選択できるのですが、こちらは必修と違い少しニッチなテーマのものも多く、より楽しかったです。
遅くなったけど10/28の初・選択授業!
— 鈴木ひじき (@knsk_seaweed) 2022年10月30日
『VRChat深掘り論』。対人関係からV睡、お砂糖までVRC特有の文化のお話を……
でも実は一番面白かったのは放課後に講師から聞いた”裏・深掘り論”かもしれない……(ここには書かないでおきます←)
VRChatter早く寝ろ!(ブーメラン#私立VRC学園 pic.twitter.com/WoyDs5loAs
授業は1日1コマ、約1時間と短いので気軽に受けられると思います。
放課後
放課後はクラスメイトとの親睦を深める時間です。
先述した通り、学園が放課後を「こう過ごしてくださいね」と決めているわけではないのですが、大体はクラスメイトみんなで話して「ゲームワールドで遊ぼう」とか「一緒に喋ってお互いのことを知ろう」とかの流れになると思います。
最初はお互いのことを知らないのでよそよそしい感じになると思いますが、毎日一緒に放課後を過ごしているとだんだん距離も縮んでくることでしょう。
そうするとどんどん放課後に遊ぶのがどんどん楽しくなっていきます。
楽しすぎて寝不足になる、と先輩方の体験談で聞いていましたが、まさにそんな感じでした。授業は1時間で終わるんだけど……(笑)という感じです。
卒業する頃にはきっとかけがえのない思い出になっているはずです。
私が学園生になりたいと思った理由
私立VRC学園の本当のターゲットは初心者プレイヤーだと思いますが……
私は中級者プレイヤー(トラストランクはknownでした)の段階で入学しました。
Trustedで入学しているプレイヤーも全然います。
ちなみになぜ中級者の段階で入学したのか?と言われると、色々な理由があります。
ずらっと並べてみると……
・気軽に遊べる仲間が欲しかった
・VRChatの中で学生生活をもう一度過ごせるということに強い魅力を感じた
・卒業生をちょくちょく見かけており、いろんな活動をしていてすごいと思った
・授業内容に興味があった
等々があります。
特に一番上に書いた「気軽に遊べる仲間が欲しかった」が一番強いです。
私はVRChat上ではイベントにちょくちょく顔を出し、そこで人と喋ったりはしているのですが、私が人見知り気味ということもあり、「話せる人はたくさんいるが、気軽に話せる人は少ない」という感じになってました。
なかなか例えが難しいんですが、『こんにちは~』といえる人はいるけど『よう!』と言える人がいない、みたいな感じです(伝わらない)
それはそれで一つの生活スタイルだとは思いますし、私は写真を撮るのが好きで、じっくり撮るときは一人でガッツリ撮ることも多いのでそれはそれで良いのかもしれませんが、なんともわがままなもので、寂しがりなんですよね。。。
やっぱり心を許せて気軽に会える仲間を探したくなってしまったという訳です。
そんな中で私立VRC学園のコンセプトをWebメディアで知り、『ここで頑張れば、自分でもそういう人を探せるかもしれない』と思って参加を決めたというわけです。
実際入学してみてどうだった?
結論から言いますと、私は『今までVRChatをプレイしてきた中で最高の体験』になりました。
どうしてそう思ったのか。
それは『青春の追体験が出来たこと』『かけがえのない仲間が出来たこと』『挑戦することへのモチベーションが出来たこと』にあります。
それぞれの項目に分けてお話します。
青春の追体験ができた
私立VRC学園がほかのイベントと大きく違うのは、”学園生”という形で2週間、同じ仲間たちと生活をともにすることです。
他のイベントだと毎日一緒に長時間過ごすイベントってあまりないと思うので、結構珍しいのではないかと思います。
入学式を経て入学となり、毎日授業を受け、放課後思いっきり遊んで、学園祭を過ごし、卒業式を行って卒業――と、2週間の間、クラスメイトたちとともに学生らしい生活を過ごしていくことになります。
通常は数年間かけて行われるそれが2週間に圧縮されているとはいえ、これはなかなか衝撃的な体験だと私は思いました。
あの頃青春した人はその体験をもう一度、青春出来なかったよという人はここで青春を謳歌することができます。少なくとも私はめちゃくちゃ”青春”出来た印象です。
入学式――。
桜咲き誇る校門をくぐり、緊張しながら教室に入るあの感覚。
初めて会うクラスメイトに困惑しながらも、挨拶を交わし緊張しながら自己紹介したあの日。
登校――。
学園ワールドに入り下駄箱へ。先に来てるクラスメイトが下駄箱で談笑している中、私を見つけてくれて挨拶をしてくれて嬉しくなったあの時。
授業――。
席に座り、講師の授業を聞きながら色々考えた日。
実習授業で、ダンスを踊ったり写真を撮りあった日。
グループディスカッションで、クラスメイトの仲間と意見を出し合った日。
放課後――。
一面に咲き誇る桜を見てみんなで感動した日。
みんなでゲームワールドで対戦して、楽しくて辞め時を見失った日。
修学旅行の旅館で寝転がりながらいろんなことを語り合った日。
盛大に誕生日パーティをしてもらって嬉しくて泣きそうになった日。
踊りたりないよな?と夜中に汗だくになりながらみんなでダンスした日。
卒業式――。
泣きそうになりながら、クラスメイトに感謝の言葉を述べたあの時。
屋上でみんなで最後の記念撮影をしたあの時。
花火を見ながら、朝まで語り明かしたあの時。
学園生活で経験した、これらすべてが私にとって大事な想い出になりました。
この学園は道筋が決まっていません。普通のゲームのように用意された結末があるわけでもありません。
一緒に過ごしたのは紛れもなく私と同じ”一人の人間”たちであり、
みんな手を取り合って過ごしてきた2週間なのです。
だからこそ入学式は緊張するし、授業はワクワクするし、放課後は楽しくて寝る暇を惜しんでしまうし、卒業式は嬉しさと寂しさが混じった感情で今思い出しても泣きそうになってしまうわけなのです。
そうやってすべてが圧倒的なリアリティを持って、私を青春させてくれました。
とても2週間とは思えない経験でした。
『ちゃんと学生してた』感じがあります。
そういう意味で、これは最高の『青春の追体験』だと思いました。
私は社会人になって長く、学生のころにあったあのワクワク感を失ってしまっていましたが、それを取り戻すことができました。VRChatでそんな経験をできるなんて考えてもいなかったので、とても嬉しかったですし、凄いことだと思います。
かけがえのない仲間ができた
学園に通ったことで、本当にかけがえのない仲間ができました。
学園に通いたい大きな理由であった、『気軽に話せる人』をたくさんつくることができました。
クラスメイトはみんな趣味・趣向・界隈が違うのですが、『同じ学園』『同じクラス』という強い仲間意識ができるので、普段は話さないような趣味・趣向・界隈の人ともたくさん喋るチャンスができます。
実際たくさん喋ることができました。結果、自分の知らなかった世界をたくさん知ることができて、そんな世界で生きているみんなが大好きになりました。
ワールドつくる人、ダンス上手い人、ジャズを歌いこなす人。音楽つくる人からアクセサリー作る人、さらには航空パイロット。イラスト描く人。キャリアコンサルタントやってる人。ライター目指して頑張ってる人。アイドルやってる人。イベントスタッフやってる人――。本当に色んな人がいたクラスでしたし、みんなそれぞれ輝いてました。
9-2のクラスメイトにこの記事を読まれると恥ずかしいので読まないでほしい(おい)のですが、本当に大好きなんですよ9-2のみんな。本当に好きです。本当に!
あと担任・副担任の先生方も大好きです。クラスメイトと変わらないくらい大事な存在です。あとクラスの写真撮影を担当してくれた方もいたのですが、その方も実質クラスメイトだと思ってますので大好きですね。
みんな優しいし、なんか肩肘張って喋らなくてもいいし、なんかやたらと自分をいじってくるけど愛を感じるし、毎日会わなくても疎遠にならないし……
(いなくなったら寂しい。みんな元気でいてくれ頼む!!)
と、そんな大好きな仲間ができたのは、この学園で過ごす2週間があったからにほかなりません。
挑戦することへのモチベーションが出来た
私立VRC学園の存在意義のひとつに、『卒業後の活動の幅を広げてほしい』というのがあります。ここで知った知識や交友関係を活用し、よりいろんなことに挑戦してほしいということです。
そういった意味で、多才なクラスメイトと過ごすことで、自分も色々やってみようという気になりました。
自分が元々目指していたバーチャルフォト分野での活動に加え、DJ活動もスタートしました。ワールド作成をやっているクラスメイトを見て、今はワールド作成にもチャレンジしてみたいと思っています。
そのようにたくさん”やってみたいこと”が出来て、さらにその話をできるような仲間ができたのは、この学園生活の影響があったように感じています。
……以上のような理由から、私は『今までVRChatをプレイしてきた中で最高の体験』だと感じました。
もっとシンプルに言えば……
『めっっっっっっっちゃ楽しかったです!!通ってよかったです!!!』
そんなところですね。
入学したくなったんだけど、どうすればいい?
もうすぐ10期の説明会があります。
#私立VRC学園 第10期生徒説明会を行います。
— 私立VRC学園 (@VRC_HighSchool) 2023年1月24日
本校は、#VRChat 初心者の方が学生生活のような体験を通してVRChatの世界を知り、深めていくためのイベントです。
生徒応募のためには本説明会への参加が必須です。
【日程】1/30(月)~2/2(木)
【時間】22:00~23:00
【参加方法】『VRC_HighSchool』へjoin pic.twitter.com/x1Q7CIqO7A
説明会に行かないと入学の応募資格が得られないです。
説明会に行ったあとに応募するかどうかは自由なので、とにかく説明会は出ておきましょう。入学するかは説明を聞いた上で自分でよく考えて決めれば良いと思います。
ちなみに入りたい方には少し厳しい話になってしまいますが、現状の私立VRC学園は入学が少し難しめと言わざるを得ないです。抽選なので別に試験があるとかそういうわけではないのですが、その倍率が単純に高いです。
私は8期に応募しましたが、確か2~3倍くらいの倍率があったと思います。
枠は6クラス合計で約100人程度なのですが、応募は300人くらいあったと思いますのでなかなか厳しい感じですよね。
実際私は8期に応募した上で落ちました。その後特例措置として8期落選メンバーのみで構成された9期が臨時で開校されましたが、そちらでも2倍くらいの倍率はあった気がします。
私は運良く9期の抽選に通りましたが、8期も9期も落ちたという話をよく耳にしますので落ちるときは全然落ちます。
なので周りに学園をオススメしたい思いは強いのですが、入りやすいかと言われると……そうでもないというのが現実です。
9期のような臨時開催はかなりイレギュラーで、今後はない可能性が高いかな、とも推測しています(実際臨時開催された9期に通ってみて、連続でこの規模のイベントを運営するのはかなり運営サイドの負担が高そうだと思ったので……。)
そうなると、定期開催が数ヶ月に一度の開催のみ、毎回100人程度の受け入れが続くと考えて、前回落ちて再応募する人+新規で興味を持って応募する人がいると考えると応募倍率はより上がっていくかもしれません。
とはいえこれについては仕方ないと思います。
生徒会も、担任陣も、講師陣も全員ボランティアであり、中には初めて担任や講師を担当する方もいます。
そんな中で人数を大幅増するのは管理する側の負荷の増大や人員不足で今と同じ体験を提供するのが難しくなる等の問題で厳しいと言わざるを得ないのが現実です。
なので現状興味がある人は『通るまで諦めずに応募しましょう』というのが結論になるのかなと私は思います。
これから入学しようとしている人に伝えたいこと
卒業生として、これから入ろうとしている人に自分なりに伝えておきたいことをいくつか書き記しておこうと思います。
『学園』は最高の仲間を見つけられる場所だが、見つけてくれる場所ではない。積極的に行動してみよう
この中で何度か『かけがえのない仲間ができた』『青春した』などと言っていますが、学園側がそのお膳立てをしてくれる訳ではありません。あくまでも場所と機会を提供するだけです。
なので、『クラスメイトとどれくらい仲良くなれるか?』『どういったクラスになっていくか?』『青春できるのか?』というのは”あなた次第”です。
誰も何もしなければ良くも悪くも何も起こりませんし、
もし悪い方向に行けばトラブルになることもあるでしょう。
なのでぜひ、良い方向へ向かえるようにあなたから積極的に動いてみましょう。
自分が周りを大事にしていれば、きっとみんなも自分を大事にしてくれます。
周りとたくさんお話して、周りからたくさんお話を聞きましょう。
そうしていれば気付いた頃には、知らないクラスメイトという存在からかけがえのない仲間という存在へと変わっているのではないかと思います。
いろんなことに興味を持ってみよう
クラスメイトは特定の集まりではないので、本当にいろいろな人がいます。
そうなると、交流を深めていく中で、自分の全く触れてこなかった趣味・趣向・界隈の話などもたくさん聞くことになると思います。
また、授業の中で自分の知らない文化に触れることもあるでしょう。
そういった知らない分野の話はたくさん聞いてみましょう。
それが自分の新しい興味の発見や、今後の自分の新しい道筋になるかもしれません。
また、詳しいクラスメイトがいれば、その興味を深めるための手助けをしてくれるかもしれませんよ。
(ウチのクラスでも、飛行機を飛ばすのに興味を持った人がいて、別のVRCでパイロットをやっている人からレクチャーを受けている姿を見ました。私のDJを見て、DJやってみたいと言ってくれた人もいました。そうやって興味の輪が広がるのは、とても楽しいです)
学園に通えるのは一度だけ。一度だけの青春を思いっきり楽しもう
私立VRC学園に通えるのは一度きりです。講師になったり担任になったりすればもう一度教室に通うことはできるかもしれませんが、生徒として輝けるのは一度限りです。
一度限りしか得られない体験を思いっきり楽しんでほしいです。
授業を全力で楽しんで、放課後は思いっきり遊びましょう。
『どうせVRChat上の学園だから……自分は大人だから……』と恥ずかしがるのはもったいないです。学生になったつもりで全力で青春してやりましょう!!
遊び倒すのも勉強のうちですよ!
もし学園生活が合わなければ無理しなくても良い
全力で楽しもうぜ!と書いておいてアレなんですが、人間関係的に合わないとか学園の雰囲気についていけないとか、そういうことも全然起こりうると思います。
もし、なにか理由があって学園に通うのが辛くなってしまったら、無理して通う必要はありません。
学園側もそういったケースは想定していると思いますので、まずは相談してみましょう。少なくともそういった生徒を無理やり登校させるようなことはないと聞いています。
体調崩さないようにきちんと寝る
学園期間中は楽しくていつまでも寝ないがちです。が、それがもとに現実の生活に影響が出たり体調崩して学園をお休みすることになったら悲しいですよね。
ちゃんと寝ましょう。
……という私も遅くまで遊んでいたので、人のこと言えないのですが
卒業後の生活について
入学前から卒業後の話をするのはどうかと思ったんですが、大事なことだなあと思ったので。これは学園からも卒業時に説明があると思うのですが、なるほどと思ったのでここにも簡単に書いておきたいと思います。
まず、現在の私立VRC学園の思想として『VRChatで暮らす』基盤を作る上の問題点、『見知らぬ人と出会いにくい』『同じ人と交流しがちで新しい知見が得られなくなる』のを解消する場所を現実世界の学校と似たようなしくみで提供する、というものがあります。
で、これで何が言いたいのかというと、ここは『基盤』を作る場所で『生活』そのものをする場所ではないということです。
現実の学校を卒業後にそれぞれの進路につくのと同じように、『学園』から離れて新しい色々なことに挑戦したり、『学園』で仲良くなった友人と新しい生活を始めてほしいということなのです。
なので、学園で得られた出会いを活用し、色々なことに挑戦してみてほしいです。
あと卒業後はなにかしらの理由をつけてでもいいので定期的に会う機会を作ることをオススメしたいです。みんな普段の活動はバラバラで参加しているイベントなども違って、みんなで集まるって結構たいへんなので。集まるたびに『集まって良かった、このメンバーはやはり安心する!』と嬉しくなるのでやはり集まるって大事だと痛感しました。
私たちのクラスの場合は、元クラスメイトのDiscordサーバーを新設した上で、みんなの集まれるホームワールドを作り、忘新年会・クラスメイトの誕生日を祝う機会を作っています。
せっかく出来た絆、話さなくなって疎遠になるともったいないですからね。
他メディアの記事紹介
私立VRC学園の魅力を私の拙い文章力で紹介しきるのは難しいので、Webメディアの記事をここでいくつか紹介させていただきます。
・メタカル最前線さまの記事
・バーチャルライフマガジンさまの記事
おわりに
わたしにとって『私立VRC学園』とは、どこかに置いてきてしまった青春と新しい出会いの風、挑戦したいという心を思い出させてくれる貴重な場所でした。
このような素敵な場所に通うことができて本当に幸せでした。
まだ何も考えていないのですが、今後は何らかの形で学園に恩返しできたらいいなあ、と考えたりもしています。
(2023/01/28 追記:情報公開OK出たので!なんと10期の副担任になりました!皆さんの学園生活をサポートできることがとても嬉しいです!もしこれを読んで学園に入ろうと思った方はわたしが担当になる、かも……!?その時はよろしくお願いします!)
まずはこの記事が学園を必要としている人に届き、学園の存在を知ってもらうきっかけになり、あわよくば幸せな学園生活を送る手助けになればとても嬉しいなと思います。
今後学園に入るみんな!思いっきり学園生活を謳歌してくれ〜〜!!!
というわけで、このあたりでこの記事を締めさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
P.S. 9-2のみんなへ。みんなのおかげでVRChat生活がもっと楽しくなったよ!本当にありがとう!今後ともよろしくね~!!(読むなと言っておいて、読む想定をしているのであった)